ストリートファイターⅡ
1991年 10位
総合 297位
あらすじ
真のストリートファイターとはいったい誰の事なのか?
この永遠のテーマに終止符を打つべく、世界各国の強者が名のり出た。
それぞれの思いを胸に秘め・・・・・
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評価
・まさに格闘ゲームブームの原点であり傑作。これがなかったら格闘ゲームは産まれなく、ゲーム業界に新しいジャンルを開拓することは出来なかったと思う。90年代唯一の新しいジャンル格闘ゲームの帝王でもあると思う。
・個性豊かな八人の格闘家が個性豊かな技を駆使して戦うのだが、これがかなり面白かった。手足を伸ばすダルシムや全身から電撃を発するブランカの人間離れした技、「吸い込む」って表現がぴったりだったザンギエフのスクリューパイルドライバーの投げ間合いの異様な広さに仰天したのも懐かしい思い出だ。
・今やると、物足りなさを感じるのは仕方がないかも知れませんが、それでも、格ゲーブームを広めた事に加え、ゲームの奥深さという部分は、今でも色褪せていないのも確かです。
キャラクターへの感情移入度と、キャラ性能の独特さと長短という部分をいろいろ出していった事でも、本作の後のゲームに遺していったものはあまりに大きいと言わざるを得ません。
・1Pは、リュウ、ケン、ガイル、春麗、ブランカ、ダルシム、E・本田、ザンギエフの中からプレイヤーキャラを選び、えらばなかった7人のキャラを倒し、その後に現れるバイソン、バルログ、サガット、ベガを倒すと言う内容で、試合形式は2本先取した方が勝者と言う3本勝負です。
・現在の格ゲーの全ての基礎がこの作品に詰まっています。それ故に、この事で、他の格ゲーにも違和感なく入っていくことが出来ました。操作を覚えるまでの苦闘と、必殺技を出せるようになるまでを覚えるまでもいろいろとプレイヤーを離してくれませんでした。
・リュウ、ケンのバランスの取れた戦法と、ガイルの敵をじらす待ち戦法、本田の圧倒的なパワー殺法、ブランカのスピード戦法、ザンギのプロレス技は本当に楽しかった覚えがあります。
・初代ストIIの頃は対戦よりもCPU戦がメインであったといえますが、ここでのブームが無ければダッシュ以降の続編や他社の格闘ゲームの存在は考えられません。
・殺技のコマンドは、それほど複雑ではなく、リュウやケンの波動拳、昇龍拳、竜巻旋風脚も前作に比べて使いやすくなっていました。
めくり飛び蹴り→強パンチキャンセル昇龍拳、攻撃が当たってから間髪入れずに必殺技を出す、ダルシムを使ったハメ技、待ちガイル等、
めくり、キャンセル、コンボ、禁じ手と言った格闘作品の基本要素が揃ったプレイヤーの力量が素直に反映される造りになっていました。その為、それらを駆使した高度な駆け引きを要求される2P対戦は、ずば抜けた中毒性を持っていました。目立つ欠点は、リュウ、ケンのしゃがみ小キック、ザンギエフの地獄突き等で相手を気絶させるのが容易だった事です。