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のんのんびより

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のんのんびより


2013年 7位


のんのんびより 1 (MFコミックス)/メディアファクトリー
¥550
Amazon.co.jp


評価

・わかりやすい田舎像を舞台に展開される日常コメディは癖がなく、ただただフツーに面白い。ノスタルジーを前に前に押し出すわけでもなく、かといってキャラクター萌えに偏重しているわけでもなく、コメディ描写で毎回大笑いできるわけでもない。癒しと萌えと笑いがほどよく合わさっているのが良かったですね。これといった押し付けがましさがない。



・総合的に見て、普通かと。実際、何が良かったの?と思える作品だったように思います。日常系、ほのぼの系に属するアニメだと思いますが、特にこれといった印象が無いアニメだな~という感想を抱きました。私だけなのかもしれませんが「にゃんぱす~」というこの言葉と今期のアニメの不作が無かったらこのアニメは普通以下の作品になっていたのではないかと思います。



・意外と退屈しないで観れてしまうほのぼのした空気。ただほのぼのしているわけでも無く、たまに挟まれるハートフルな話の良さ。



・予想以上にキャラが立っていたことも、好評価に繋がった。れんちょんの語彙力や時々入れてくるツッコミなどやや狙いすぎな面もあるとはいえ、みんな優れた個性を持っている。こういう、創作上の田舎によくいるような典型的な善人がいなかった点が、個人的には気に入っている。どのキャラも善人というよりはただおおらかなだけって感じがいかにも田舎っぽい。基本スタンスが「まぁいいか」なんだよね。



・主人公の3姉妹を初めとする、心温まる人物描写。「田舎の人間は、あんなお人好しばかりでは無い」等という突っ込みはここでは野暮としか言いようがありません。ヒロイン達の年齢層が微妙にバラけている点もポイントが高いです。



・キャラとの妙な一体感をこの作品では味わえる。キャラの居る空間、感じている雰囲気を視聴側も共有できる。だからスローなテンポも苦じゃない。ここまで舞台に入っていける作品は稀だ。萌え系の作品ってのは大体、観ている側は俯瞰して観るものだもの。でもこの作品はそうじゃなくて、キャラと同じ視点で楽しめる。だから時間が経つのを忘れて観ちゃう。ノーストレス万歳。



・女の子4人がメインの日常系は溢れかえるほどありますが、4人とも年齢が違って小・中と校種も違う点は特徴的です。そして、舞台の説明は蛍が都会から引っ越してきてド田舎の常識に驚くようなネタなどから楽しみながら理解できるのでわかりやすいです。



・欠点らしい欠点は特にないものの、強いて挙げるとすれば作品として地味なところでしょうか。構成要素のバランスが良いゆえに“これこれここがいい!"という特徴らしい特徴がなく、結果として地味に写ってしまうところがあると思います。



・4話でれんげと同じ年ぐらいの子と写真で遊ぶ回や、7話ぐらいのプール回での先生の無責任発言とか面白いし、10話ぐらいの駄菓子屋とれんげのエピソードは良い話しで良かったです。



・れんげ。ジト目と独特のしゃべり方が心地良いです。にゃんぱすーがあんなに流行るとは。自分も観てるはずなんですけど全然印象に残ってないんですよね。見る目無いなぁ私w


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